漢方薬と自律神経失調症の治療について


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漢方薬(自律神経失調症治療法)

自律神経失調症には、症状と患者さんの「証」に応じて多くの漢方薬が使われています。漢方療法では、個々の「証」を見分けるところが現代医学と大きく異なります

漢方薬は患者の状態に合わせて処方されますので、使う薬にも量にも個人差があります。しかも、その人に合わない薬を飲むと、かえって症状を悪化させたり、副作用をおこしたりすることがあります。
多くの場合、健康保険が適用されていますので、知識と経験の豊富な専門医に処方してもらいましょう。
なお、漢方薬は本来、生薬を煎じて飲むものですが、手軽なエキス剤や顆粒状のものもあります。飲みやすいものにしてもらいましょう。

漢方の【証】について

漢方では、一人ひとりにあった診察と処方が行われます。そのために【証】がもちいられます

虚証

線が細く、顔色が悪い、虚弱体質タイプ

特徴

痩せ型、筋肉質でない、細面、声が小さい、胃腸が弱い、疲れやすい、抵抗力が弱い、お腹の弾力が弱い

実証

スポーツ選手に多い、がっしりとした体格、血相もよい。

特徴

がっちり体型、顔が四角張っている、声が大きい、胃腸が強い、便秘しがち、抵抗力が強い、お腹に弾力がある

中間証

虚証でも実証でもなくどちらにもかたよらない証

虚証ないしは中間証の人で、常にのどに物がつかえたような不快感があり、動博や胸の苦しさ、不眠、不安感などを感じている場合は「半夏厚朴湯」が用いられます。同じく虚証ないしは中間証の人で、のぼせ、発汗、冷え、めまい、肩こり、不安、緊張などの症状がみられるときは、更年期障害にもよく使われる「加味逍遙散【かみしょうようさん)」が処方されます。

漢方薬の服用について

漢方薬の服用は、特定の症状を取り除くだけでなく、全身状態に適合したものを組み合わせ、自然治癒力をひき出すため、様々な症状が総合的に軽快していきます。また、漢方薬は、効き目がおだやかな特徴を持っているため、気長に服用する必要があります。

漢方薬の注意点

漢方薬は副作用が少ない特徴がありますが、適応をまちがえると予期せぬ重篤な副作用が起きることもありますので、絶対安全という思い込みは禁物です。

漢方薬と自律神経失調症

東洋医学では、からだと心を総合的にとらえ、病気の原因は体質、環境、生活習慣の3つの要素が重なり合ったところにあると考えます。
そのため、検査によって病気を診断し治療する西洋医学に対して、漢方療法は、病気になったいきさつや本人の体質、栄養状態、、精神状態、生活態度などが診察・治療の対象になります。これは、自律神経失調症のように、身体的、精神的な症状が多く見られる病気に適しているといえます。

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